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コンゴ動乱

1960–1965

コンゴは1960年6月にベルギーから独立したが、軍反乱、ベルギー軍の介入、カタンガと南カサイの分離、中央政府の分裂が相次いだ。国連ONUCと外国勢力が介入する危機は、1965年11月のモブツによるクーデターで一つの区切りを迎えた。

レオポルドヴィルの庁舎前に集まるスーツ姿の政治関係者と市民、背を向ける兵士、奥の軍用トラック
再現注記: 教育用に作成した再現イラストであり、当時の記録画像ではありません。
年代
1960–1965
種類
政治事件
地域
アフリカ
キーワード
脱植民地化 · カタンガ分離 · ONUC · 冷戦 · ルムンバ · モブツ

出来事をたどる · 4つの局面

  1. 背景

    ベルギー植民地支配は政治参加と国家運営の準備を狭く制限したまま、急速な独立移行を迎えた。1950年代のコンゴ民族主義と1960年初頭の交渉が独立へつながった。

    • ベルギー植民地統治はコンゴ人の政治参加と国家運営の経験を厳しく制限
    • 1950年代に政治結社と民族主義的な独立要求が広がり、改革を加速
    • 1960年1月の円卓会議から6月30日の独立まで、移行準備はきわめて短期間
    市街を望む役所の一室で、帳簿や書類を扱うコンゴ人職員と机に座るヨーロッパ人職員
  2. 経過

    独立直後の軍反乱とベルギー軍介入を受け、コンゴ政府は国連に支援を要請した。ONUCは1960年7月に展開し、領土保全、外国軍撤退、内戦防止へと任務を拡大した。

    • 独立直後の軍反乱とベルギー軍介入が新政府を揺さぶった
    • カタンガと南カサイの分離、中央指導者間の対立が統治権を分断
    • 政府の要請でONUCが1960年7月に展開し、任務を拡大したが、その政治・軍事的役割は論争を伴った
    市街の道路封鎖地点で、軍用トラックを背にしたコンゴ兵と青いヘルメットのONUC兵が向き合う場面
  3. 結果

    ルムンバは1960年に失脚し、1961年1月にカタンガで殺害された。分離運動と反乱、外国介入が続いたのち、モブツが1965年11月25日に再度クーデターを起こして政権を掌握した。

    • ルムンバは1960年に失脚し、1961年1月に移送先のカタンガで殺害された
    • ベルギー議会調査は、カタンガ側の命令・実行とベルギー側の関与・道義的責任を区別した
    • 分離終結後も反乱と外国介入が続き、1965年11月のモブツのクーデターが政治的区切りとなった
    軍用トラックと少数の兵士が停まる一方、市民が行き交う静かなレオポルドヴィルの大通り
  4. 歴史的意義

    危機は脱植民地化、冷戦、資源権益、国連平和維持が交差する場となった。ONUCは当時最大規模の国連活動となり、後の国連介入の重要な前例を残した一方、その政治的・軍事的役割は論争を伴った。

    • 脱植民地化、国内政治、冷戦競争、鉱物資源への利害が交差
    • 大規模なONUCは領土保全と内戦阻止に踏み込む国連活動の重要な前例
    • 国家の再統合と並行して、モブツの長期権威主義体制への道が開かれた
    ブカマの鉄橋を渡る貨物列車と、線路脇で補修作業を行う青い作業服のONUC工兵とコンゴ兵

関連人物

関連する出来事

  1. 1950年頃〜1959年頃

    コンゴ民族主義の高まり

    木陰の集会で文書を手に話す男性を囲むコンゴ人の参加者と、背後に立つ制服姿の警備員

    1950年代、政治結社と独立要求が広がり、ベルギー植民地政府に改革を迫った。

  2. 1960年〜1960年

    独立交渉

    ブリュッセル円卓会議の楕円卓を挟み、書類を前に向き合うコンゴ側代表とベルギー側代表

    1960年1月のブリュッセル円卓会議が6月30日の独立と5月選挙、暫定的な憲法制度を定めた。

  3. 1960年〜1965年

    コンゴ動乱

    現在の出来事

    1963年1月のエリザベートヴィルで、木材と有刺鉄線の道路封鎖に立つONUC兵とコンゴ兵、市民、軍用トラック

    独立、軍反乱、分離運動、ONUCと外国介入、中央政治の抗争が1960年から1965年のクーデターまで続いた。

  4. 1965年〜1997年

    モブツ長期政権

    1965年11月のレオポルドヴィルで、文書を前に協議する軍服姿の司令官とスーツ姿の政治関係者

    1965年の政権掌握後、モブツは長期の権威主義体制を築き、後に国名をザイールへ変更した。

  5. 1964年〜1964年

    ONUCが残した前例

    コンゴ人の鉄道作業員と技師が橋上の線路補修と点検を主導し、無地の青いヘルメットを着けたONUC工兵2人が支援する場面

    1964年の任務終了までに、国連は大規模展開、領土保全、内戦阻止を含む介入の前例を残した。

参照資料